Sunday, November 30, 2008

モジュール(汎用)化 3

現代において、あらゆるものは「モジュール化」「汎用化」することが求められている。それ以外の選択肢は芸能・術領域にしか、残されていない。

モジュール(汎用)化 2

要素を「元素のようなこれ以上分割できないもの」に方向付ける、いわゆる還元的なやり方で考えると、複雑な Q'aida が単純な Na や Dha で置き換えることが可能だし、ソフトウェアプログラミングと同様にスマートなやり方で複雑なものを単純化させることに創造性をつぎ込んだとしても。
A) Shruti, Tanboura などの通奏(層)基底音に bol を方向付ける。
B) 一つの要素のみ Tala を構成する。

モジュール(汎用)化 1

Groove とはそもそも奏者の全ての要素が反映されたものだ。マクロな意味での groove は本来選択不可であり、「曲によって」「ジャンルによって」などで選択することはマクロという層で捉えた場合無意味なことなのではないか。

つまり、主体的に選択するものではなく「そうなってしまう」という類の要素であるということだ。現代において奏者は Poly-morphism を求められているがそれは、要素をモジュール化して分割できるという考えが暗黙に認められているからに他ならない。

先に述べたように、本来全体的なものなのだが groove の意味を狭める(或いは階層を一つ落とす)ことによってモジュール化を可能にし、技術的要素でもって様々な groove を一奏者が実現する。ということである。