Sunday, September 18, 2005

__________________23/07/04(2)

削ぎ落とすという行為。全ての余計なもの、理論や音楽と言う文脈の中のしがらみやこびりついている臭いを削ぎ落として知識や記憶も、自分についている癖も全部落として残ったものは一本の線の時がある。最小の反復が残る時がある。
でもその一本の線は太さもまちまちで時によじれ、ピンと張り、その表面には無数の紋様が彫り込まれ、その総面積は平面や立体に劣らない最小の反復でありながら一つとして同じ反復がない。想像力の無限の飛翔を持った一本の線。時にある部分はほつれ、枝が出ているかの様に見える。
maximum にむかう流れに反して minimum に向かって行く力がはたらく。その舵取りに自分がたちあらわれる。

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